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社会保障の総合化

2005年介護保険制度改正は、次の3つ(明るく活力ある超高齢社会の構築、制度の持続可能性、社会保障の総合化)を基本視点として、5つ(予防重視型システムの確立、施設給付の見直し、新たなサービス体系の確立、サービスの質の確保、負担の見直し)の重要なポイントがあります。

この介護保険改正による、「予防重視型システムの確立」とは、簡単にいうと、高齢者が身体的に重度化しないように、従来の制度に新たなサービスを取り入れたという事になります。今回の介護保険制度では、今まで以上に「予防」という視点を取り入れ、それをシステム化した事がポイントとなります。具体的にいうと、「地域包括支援センター」という新たな機関が誕生しました。この地域包括支援センターは、地域で介護になるおそれのある高齢者を把握しその高齢者に対し、重度化しないよう効果的な介護予防サービスを提供することを目的としています。この地域包括支援センターは全国各地域に配置されております。

2006年4月から施行されたばかりの地域包括支援センターという新しい機関ですので、まだたくさんの問題点を抱えております。その問題点とは、地域にぴったり合った介護予防サービスが確立していないということが挙げられます。地域包括支援センターに配置されている専門職は、主任ケアマネ、保健師、社会福祉士と福祉・医療の専門職が配置されておりますが、他にも多くの仕事を抱えていることもあり、地域への活動に手がまわらないというのが現状です。

ですが、今回の介護保険改正によって、今後益々地域に根ざした介護予防システムが発展していく事でしょう。「明るく活力ある超高齢社会の構築」「制度の持続可能性」「社会保障の総合化」という3つの基本的視点は、今を生きる高齢者とそれを支える専門職が作り出していくのです。

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